
皆さんこんにちは!就職活動アドバイザーのamiです(^O^)
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今回は、【実際に採点した論文の評価】について解説していきます。
一緒に内定獲得目指して頑張りましょう(^O^)
採用担当者から見た論文について
私が採用担当をしているときに実際に採点した論文の評価について記入していきます。
論文のテーマは『学生時代学んだこと・活動してきたことを述べ、それを今後どう活かしていくか』いわゆるガクチカです。
たまに「高校時代、中学校時代の話でも良いですか?」という質問をされますが、現在在籍している学校で頑張ったことを記入していきましょう。
オンラインでの授業も増え、学生時代頑張ったことが思い浮かばない方も多いかと思いますが、だからと言って高校時代や中学校時代に頑張ったことを記入してしまうと、現在は何も頑張れていないのかという印象をもたれてしまいますので、必ず現在在籍している学校での経験をアピールするようにしましょう。
さらに志望企業の求める人物像を調べて、そこに関連するように記入できると好印象を勝ち取れます!
私が以前勤務していた会社では、字数の制限は特になくA4の用紙1枚に自由に記入してもらう形式でしたが、企業によって論文のテーマ、字数、記入方法が異なります。
OB/OG訪問や口コミサイトで検索するなど事前に調べて対策をするようにしましょう。
このブログの解説も少しでも参考にしていただければと思います。
これから解説していきますが、論文すべてを記入することはできませんので、ポイントとなる文章のみピックアップしていきます。
少し論文の内容が分かりづらいかもしれませんが、ご了承ください。
論文①
【学生時代学んだこと・活動してきたこと】
私が学生時代に学んだことは人間関係の大切さ、信頼関係の大切さについてです。
私は周りの人々に恵まれていると常に感じています。
私はあまりできた人間ではないので、自分にはもったいないような人々ばかりです。
それは友人もそうですが、アルバイト先の方々、学校の先生など関わってきた人すべてに言えます。
今まであまり人間関係に悩んだことがありません。
なぜそう感じているのかというと、自分で言うのもおこがましいかもしれませんが、良い信頼関係を築けているからだと思います。
相手に対して思いやりを持ち、信頼すれば自然と相手も信頼し、思いやりを持ってくれるのではないかと考えています。
友人たちには悩みだったり相談をよくしています。
とても信頼していて大好きな友人たちなので相談できますが、人に悩みや相談をするのってあまり簡単なことではないと思います。
アルバイトでは、今現在「大人枠」として私は働かせていただいています。
そこでは、高校生の子たちと自分だけというようなその日の責任者として働かせていただいています。
それも店長、オーナーとの信頼関係を築いているからこそ任されているのだと自負しています。
人は人とのつながりなしでは生きられないとよく聞きますが、その通りだと思います。
生きていくうえで人と信頼関係を築くことは何よりも大切だと思います。
困ったときに助けてくれる、頼れる人がいることは何よりも大切であると思います。
そのためには常日頃からの付き合いが大事であると考えます。
【どう活かしていくか】
この人間関係の大切さを学び、職場でも良き信頼関係を築ければなと思っています。仕事でわからないことがあれば気軽に相談できる、そんな人間関係を築きたいと思っています。
大学での会社説明会の時に、とても仲がいいとおっしゃっていたので、貴社に就職したいと強く思いました。
【評価】
人間関係と信頼関係の大切さについて学んだという論文です。
気になる所がいくつかあるので、一つずつ順番に話していきます!
①どのような経験から人間関係や信頼関係の大切さを学んだのかが分からない
まず一番気になるのは、どのような経験から人間関係や信頼関係の大きさを学んだのかが分からないということです。
・相手に対して思いやりを持ち自分も信頼すれば、相手も同じように信頼と思いやりを持ってくれる。
そうやって信頼関係が築けた友人には悩みや相談ができる。
・店長、オーナーとの信頼関係が築けているため、責任者としてアルバイト先のお店を任されている。
この2つのエピソードが書かれていますが、これはただの事実と言うか…
「人間関係と信頼関係を大切にするとこんな結果になります」という結論であって、学んだこととは言えません。
採用担当が知りたいのは、その大切さを学んだ過程です。
どのような経験があったから相手に対して思いやりや信頼をもって接するようになったのか、信頼関係が築けてなかったときはどうだったのか、信頼関係を築けたらどのような良いことがあったのか、
具体的にどのような行動を心掛けたのかなどのエピソードもあれば、もっと良い論文になっていたと思います。
②自分を下に見すぎている
【あまりできた人間ではない】【自分にはもったいない】【自分でいうのもおこがましい】と言う言葉があります。
謙虚な人柄という見方もありますが、私から見ると「自分に自信がない人」という印象を受けます。
他の学生ではなくて私を採用した方が御社にとって得ですよ!と言うことをアピールしなければならない場で、自分はあまりできた人間ではないという学生を進んで採用しようとは思いません。
採点する人によって受け取り方は違いますが、わざわざマイナスな印象になり得る言葉を使う必要はないと私は思います。
上記の3つの言葉を抜かした方が、より周囲の人たちに感謝の気持ちを持っていることやその人たちのおかげで成長できているのだと言うことが伝わってきます。
③マイナスな印象を与えている「大人枠」
「大人枠」ってなんだろう…って皆さん思いませんでした?笑
なんとなく言いたいことは分かりますが、他のバイトとは何が違うのか、他に何か枠があるのかなど不明な部分が多いですよね。
このような分からない言葉や専門用語を使うと言うことは、読み手のことを考えられていないと判断されてしまいます。
誰でも分かるような言葉やどうしても使いたい場合は、簡単に説明を加えるなど工夫するようにしましょう。
またこの言葉がマイナスになっている大きな理由として、
”大人ではないけど大人枠として働いている”と言う、今は「学生」「子供」の意識が強いことが感じられるところです。
責任者であることだけを伝えた方が、好印象でした。
就活は社会人への一歩ですので、みなさん「社会人」「大人」としての自覚を持って考えるようにしましょう。
④活かし方が弱い
仕事において信頼関係を築くことはとても重要です。
ですが「分からないことを気軽に相談できる人間関係」では、入社後活躍できる人材とは思えません。
すごく受け身な印象を受けたり、社内のみの話になっているので、
「お客様の悩みや相談を引き出せるよう信頼関係を築き、売り上げに貢献していきたい」
というような文章にした方が、好印象になります。
また就職したい理由も「社内の仲が良いこと」だけでなく、
「社内の仲が良く、他社と比べても良い人間関係や信頼関係を築くことができ、自分の最大限の力が発揮できると思った」
などと工夫するとより良くなります。
⑤「思います」が多い
1・2つ「思います」がついているのは特に気になりませんが、3回連続で続くとさすがにダメです!自信のなさが伝わったり、説得力に欠けます。
自分の言葉や行動に自信をもって、できるだけ「思います」という言葉は避けましょう!
気になった5つのポイントを解説していきました。
アルバイト先の責任者もやっているという大きな強みを持っているのに、アピールしきれていないのが、少しもったいないと思う論文でした。
皆さんも一つ一つの言い回しに気を付けて書けるようにしましょう!
論文②
【学生時代学んだこと・活動してきたこと】
私が大学生時代に学んだことは、何か物事に取り組む際には、事前準備が不可欠だということと、入念な対話が必要だということである。
そう感じた経験に、所属ゼミでの活動がある。
~ゼミでの研究内容と活動内容の説明~
私は、その研究の際に民間企業の方に取材を行った。
その際には、事前に相手の事業内容や経営者の方の経歴、運営webサイトや過去に取材されていた時の雑誌の記事など、隈なく取材相手のことを知ることに努めた。
こうすることで取材をする際に自信をもって臨むことができ、2時間にわたって和やかな雰囲気でありながら、有益な情報を得ることができた。
誰かに物事を聞くときには、相手のことを事前に深く知っておくことこそが、円滑に取材を成功させる秘訣だと考えるようになった。
~取材で印象的だったこと~
この話を聞いて、問題を解決するためには、自分自身の力だけでなく、協力してくれる相手に問題を訴えかけることで、問題の実態を把握してもらう必要があると考えるようになった。
【どう活かしていくか】
私は、今後このような経験を基に、入念な準備と対話を意識して活動していこうと思った。
【評価】
この論文は、学んだことやその根拠となるエピソードが書かれているので、そこはとても良いと思います。
またこのブログでは記載していないゼミの研究内容も、私が全く知らなかった情報でしたが分かりやすく説明されていて読みやすかったです。
ですが一つ大きな指摘があります。
この論文のテーマは、『学生時代学んだこと・活動してきたことを述べ、それを今後どう活かしていくか』です。
学んだことと今後どう活かしていくかの大きく2つ記入する必要があるのですが、明らかにどう活かしていくかの内容が薄いです…。
学んだことが良く書けている分、残念に感じてしまうというか…同じ勢いで書いてほしかったというか…笑
学んだことも大切ですが、採用担当が重視しているのは「今後どのように活かすか」です。
紹介した論文のどう活かしていくかでは、内容が薄いだけでなく当社でどのように活かしていくかと言うことが伝わりません。
どの企業でも当てはまる内容だと評価はあまり上がらないことを覚えておきましょう。
評価される「今後どのように活かすか」を記入する際のポイントとしては以下の通りです。
・どの職種のどういった業務に活かしていくのかを明確に書く
・企業の求める人物像に繋げる
・「~貢献したいと思います。」ではなく、「~に貢献します。」と言い切る。
これを意識して記入すると、入社意欲の高さも感じられ好印象をあたえられます!
まとめ
今回は『実際に採点した論文の評価!③~ガクチカ~』 についてお話しました。
論文は個性が出るので読んでいて面白いです!
私はちゃんと筋が通って、熱意が感じられるものはもちろん通過としますが、内容が面白くてくすっと笑った論文とかも、その人に会ってみたいと思って通過させることがあります笑
論文には正解がないので、読み手の匙加減により評価が変わります!
対策をしにくいものの一つですが、面接官の意図を考えて記入するようにしましょう。
【今日のブログで押さえるべきポイント!】
◎謙虚な姿勢も大切ですが、就活では自分の評価を落とすような発言をしない!
◎「思います」など曖昧な表現は避けて、とにかく自信をもって言い切る!
◎実績よりも大切なのは「今後どのように活かすか」!
皆さんの就活知識が少しでも増えれば幸いです!
就活に関するご相談やこの記事に関する感想をお待ちしております。
皆さんお気軽にどうぞ!
卒論にゼミ、サークル、授業、アルバイト等やることが多い就活生。一人で悩み続ける時間は本当に勿体ないです。
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